高卒求人.news7月版「9月末内定率30%台!?」【高校生採用2010年度予想】

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【9月末内定率は30%台か!?高校生は採用に向けまずは心構えを】

経済状況悪化・・・就職氷河期が再び到来か?
厚生労働省 平成21年5月22日付け報道発表資料「9月末時点 高校新卒者の就職内定率の推移」より2010年度(2009年9月末)の内定率を検証した。

過去の事例や、現在の大学生の内定率から高校生の就職内定率を予想する。

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高卒求人・厚生労働省参照詳細資料:http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/05/h0522-3.html

【数字でみる昨年との違い】
 上図は、厚生労働省発表の過去の「9月末時点での高校新卒者の就職内定率」の推移をまとめたものである。
推移についてみると、就職氷河期と言われた平成15年3月卒が9月末時点で33.4%の内定率で底となり、それから6年後の昨年度は51%と2人に1人は9月末時点で内定が出るまで回復し、過去10年間で最高値となった。
6月に発表された日経産業新聞の報道によると、5月1日時点で企業から事実上の内定にあたる「内々定」を得た就職活動中の大学生の割合は49.5%で、前年同期より一気にに13.5ポイント下回る結果となった。
就職を取り巻く厳しい環境の中で、この結果から9月の高校生の内定率に仮に当てはめてみると、昨年の9月末で51.0%だった内定率は、40%を割り込む計算になってしまう。
就職氷河期と呼ばれた6~7年前ほどにはならないという見方も確かにある。
しかし、この経済危機の上に、さらには昨年まで高校新卒者を採用していた企業が大学新卒者に切り替えたりと高校生にとっての今年の就職環境は、予想をはるかに超えて厳しいと思っていたほうが、心の準備としてはいいのかもしれない。

【9月の採用試験にむけて】
 さらには、高校新卒者を中心に大量採用を行う企業も、過去の反省から組織構造のバランスを考え、絶やさず少量の採用を行う企業も、採用基準は昨年にも増して厳選傾向にある。
新卒者に求められるハードルが高くなることは考えられる。先生方は、この厳しい雇用環境の現実にまず向き合っていただくことがまず必要ではないでしょうか。 例年ならば内定を獲得できる生徒さんのレベルでも、採用に至らないケースも多発するだろう。
現状と向き合い、それでもあきらめないで挑戦する「心」の準備をぜひ。

【生徒の皆さんへ】
採用試験で不変の最重要ポイントは「面接」であるのは言うまでもない。
学校生活で何をやってきたか?勉強でも部活でも遊びでもいい、一生懸命取り組んだことを具体的に自慢するぐらいの気持ちで話すくらいでちょうどいいのかもしれない。
控えめなのは面接では不利と考え、とにかく力一杯アピールすることがまず内定への道だろう。今の現実から逃げずに、万全の体制で9月の就職試験を迎えられるよう、しっかり準備をして欲しい。
編集部一同、まずは内定がとれることを心から応援をしています。

【企業の方へ】
 上記のように、高校生の就職を取り巻く環境は一段と厳しさを増すばかり。私たちは、18歳の若い力を輝かせ、これからの彼らの将来を作るきっかけ作りの義務を負っています。雇用を生み出す努力をし、社会貢献をして行くことが私たち企業側に求められているこことでしょう。
BRISK編集部はそのような企業様が1社でも増える活動をこれからも行って参ります。
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