高校生 就職・採用ニュース 2011.9月
高卒求人の最新情報を発信!【高卒求人.News】
9日に厚生労働省より発表された、
今年7月末時点での
全国の高校新卒者の求人倍率は0.68倍で、
前年の同時期と比較すると
0.01ポイントの上昇だった。
また、全国の求職者数は18万7千人で前年同期比の0.2%増、
求人数は12万7千人で同2.0%増加した。
求人倍率は前年とほぼ横ばいも、東日本では厳しい状況…
今年の現時点での求人数を見ると、
前年同期に比べ西日本では大阪を除く全ての府県で増加し、
特に顕著だったのが、沖縄で同38.9%の増加、
高知では同37.5%増、香川では同32.2%増 と
大きな増加を見せた。
逆に東日本では岩手、山形、茨城、千葉を除く各都県で減少しており、
特に著しかったのは被災地で、
福島では前年同期比の14.7%減、
青森で同12.0%減、宮城では同9.0%減だった。
また、首都圏においても東京が同14.4%減、埼玉で同7.2%減と大きな落ち込みを見せており、
西日本では増加し東日本では減少する「西高東低」の傾向が鮮明に現れる結果となった。
まもなく解禁される採用試験
西日本では求人数回復の兆しが見え始めているものの、
現時点で求人倍率が一倍を超えているのは大阪、愛知、京都、香川、広島のみで、
まだまだ厳しい状況であることには変わりがない。
そして東日本では求人数の減少により昨年よりも更なる苦戦が強いられそうである。
シビアな話になるが、限られた求人枠の中で内定を勝ち取るには、自分以外の就職希望者に競り勝つしかない。
採用試験はまもなく解禁される(9月16日~)。できることは最善を尽くして試験に臨んでもらいたい。
◆高校新卒者の都道府県別求人・求職状況(平成23年7月末現在)
【参考資料:厚生労働省発表データより抜粋】