~千葉県立千葉商業高等学校~ 高校生の就職成功&採用内定秘訣★
~千葉県立千葉商業高等学校~高校生の就職内定秘話!
大不況の影響もあって、今年度の高校新卒の就職は
昨年に引き続き大変厳しそうな状況…。
こんな時代に一体どうやって就職活動をしていけばいいの?
そんな悩みを抱える人のために、就職難を乗り切り、
見事に希望する企業から内定をもらった5人の先輩から、
就職成功の秘訣を聞いてきました★
元気と声の大きさでは誰にも負けない!元ソフトボール部副部長。佐原信用金庫に就職内定。
3年間無遅刻無欠席!元ソフトテニス部副部長。株式会社ヤマダ電機に就職内定。目標はワタナベ電機設立!?
笑顔がチャームポイント!大洋エーアンドエフ株式会社に就職内定。頼れる社員になることが目標。
おしとやか系リーダー!3年間連続でクラス会長を務める。石油資源開発株式会社に就職内定。
元バトントワラー部部長で、主に野球大会での応援や文化祭で活躍!シグマ光機株式会社に就職内定。
※5人とも2010年3月に千葉商業高等学校を卒業しました。
※掲載情報は2010年3月29日現在のものです。
【職種・会社を選ぶ時のポイント】
ーまず、みんな職種や会社を選ぶとき、どんなことを重視したの?
渡辺 何が自分に向いているか?っていう部分ですね。
せっかく商業高校に通っていたので、最初はそれを活かして事務職にしようかなって
思ったんですけど、「お前は事務ってキャラじゃないだろ」ってみんなから言われて、
「確かにそうかも」って思ったんです。「じゃあ、自分に向いてる職種ってなんだろ?」って
考えた時に、私の取り柄はやっぱり元気の良さだったので、
「だったら販売職が絶対向いてる!」って思って、販売職に絞って求人を選びました。
提橋 私も自分の向き不向きをまず考えました。渡辺さんとは対照的で、
私はどちらかというとおとなしい性格だったから、販売みたいなのは向いてないと思ったので
事務職を選んだんです。
会社を決める際は、交通の便や給料、休日などが自分の希望と合っているかどうかを主に重視しましたね。
どの会社を受けるかについては、会社に関する知識が全くなかったので先生と相談して決めました。
石橋 私は簿記が好きだったので、働くなら簿記を活かせる仕事に就きたいっていうのと、
あとは知っている人が同じ会社にいる方が心強いので、
できれば先輩が就職している会社がいいなって思ってました。
畠山 私は、とにかく金融業がいい!って思ってました。
お金の流れにすごく興味があったので。
松本 私の場合、今は不況ということもあるので、なるべく業態の安定した会社に
就職したいっていうのがまず第一でした。そこで安定した業態について自分なりに
考えてみて、いつの時代でも「ものを食べる文化」がなくなることはまずありえないから、
飲食関連の業界が一番安定してるんじゃないかな?って思ったので、
それにしぼって、その中でもとりわけ安定していそうな会社を選びました。
ー そんなことまで考えてたんだ!すごいね!
【就職難に立ち向かう心構え】
ー 不況の影響もあって就職がとても厳しいって知ったときはどんな気持ちだった?
石橋 「何で今の時期なんだろう?」っていう気持ちは正直ありました。
親からは「もし就職がダメだったら進学してもいいよ」と言われて一時は少し迷いましたけど、
やっぱり私は就職したい気持ちが強かったので、それに甘えたくはありませんでした。
だから、ダメかもしれないけど就職に向けて頑張ろうって決意しました。
提橋 「もし求人が来なかったらどうしよう…」っていうのと、「求人が来ても、相当頑張らないと内定はもらえないだろうな…」
っていう二つの不安がありました。だから、これまで以上に頑張らなきゃって思いましたね。
渡辺 「もう、やるしかない!」って感じでしたね。正直成績はあまりよい方ではなかったので、それを補うためにやれることは全てやっておこうと思いました。
松本 私も「やるしかない!」って感じでした。やれることをしっかりやっておけば、何とかなるだろうって思っていましたから。
ー そうなんだ。みんな意外と前向きだったんだね!
畠山 いくら悩んでも、こればっかりは自分たちの力でどうにかなるものじゃないですからね。
【入社試験に向けた準備】
ー 入社試験対策はどんなことをやったの?
畠山 一般常識や適性検査も問題集を買ったりして勉強しましたけど、特に力を入れてやったのは作文と面接の練習です。
ー 作文はどんな風に練習してたの?
提橋 先生から試験によく出題されるテーマをいくつか聞いて、それで何度も書いて練習しました。
ー へえ~。例えばどんなテーマ?
畠山 『高校生活で頑張ってきたこと』や、『高校生活で心に残ってたこと』ですね。
石橋 他にも『最近の若者のマナーについて』や『企業に貢献できること』、『社会人になって挑戦したいこと』
っていうのもありましたよ。
ー けっこう難しそうなテーマだけど、ちゃんと書けた?
松本 最初は全然ダメでした。どう書いていいのかも分からないし、指定された字数以内にも
うまく納まらなくて…。でも、何回も考えて書いているうちにコツがつかめてきました。
ー 面接はどうやって練習したの?
渡辺 学年も学科も違う、自分とはほとんど関わりがない先生に頼みに行って、
面接の相手をしてもらいました。特に私の場合、成績にちょっぴり不安があったから、
面接だけは完璧にしておきたくて人一倍はやったと思います。
ー それはすごい特訓だね!みんなもやったの?
提橋 はい。色々な先生にお願いして、5人の先生と最低はやったと思います。
入室から退室するまでの行程を全てチェックしてもらうんです。
最初は泣きたくなるくらいうまくいかないんですけど、回を重ねるごとに
みるみる上達するので、面接が苦手な人にはすごくオススメですよ!
畠山 私も、この特訓のおかげで試験本番の面接はバッチリでした!
【試験本番の様子】
ー みんな、試験本番はどんな感じだったの?
松本 筆記試験と作文が最初にあって、そのあとに面接っていう流れでした。
私が受けた会社は作文はテーマが最初から決まっていて、文章を丸暗記していったので完璧でした。
でも筆記試験は難しくて、あんまり解けなかったです。
面接は面接官が6人いて、その中には経理課のチーフの方や専務までいたんですよ。
人事担当の方は比較的優しく質問をしてくれるんですけど、
専務さんたちの質問は結構鋭い質問が多くて、だからすごく緊張しちゃって…(泣)。
でも先生から「本番ではおそらく緊張して表情が硬くなるから、面接ではずっと笑ってなさい」
ってアドバイスをもらっていたので、とにかく笑っていました。
提橋 筆記試験が国・数・英・理・社の5教科あって、そのあと作文、面接という流れでした。
筆記試験も一応しっかりと勉強していたし、作文も面接もほぼ練習通りできたので、
とくに「マズッた…」っていうのはなかったです。
だからといってその場で内定がもらえたわけではなかったので、正式に先生から報告を受けるまではけっこうドキドキでした。
渡辺 私は松本さんと同じで、筆記試験が全然解けなかったんです。もうホント「マズイな~…」って感じで。
だから気持ちを切り替えて、ぜったい挽回してやろうって思って面接に臨みました。
そうしたら練習の成果をすごい発揮できて、面接官から聞かれる質問にもハキハキ答えることができたんです。
面接が終わって控え室に戻ったとき、「すごい元気でしたね」って他校生から言われて、
「これはイケたんじゃないの?」って思っちゃいました(笑)。
畠山 私も渡辺さんみたいに、他校生たちとお話ができるくらいの雰囲気の中で試験を受けたかったんですけど、
控え室の空気かすごく張りつめていて、誰も喋らなかったんです。だから「大丈夫かな?」ってちょっと不安になったんですけど、
いざ試験が始まったらほぼ練習通りの実力を発揮できました。
石橋 私は全然自信がありませんでした。試験が始まる前から「もしダメだったらどうしよう」っていうプレッシャーがあって。
しかも当日が大雨だったので、それでさらに気分が暗くなったんですよ。
もう筆記試験も面接も内容をほとんど覚えてないくらい緊張しちゃって。「もうダメかも…」って思ってたので、
先生から内定の報告を受けたときは信じられない気持ちでした。
とりあえず試験に向けて勉強と練習だけはきっちりやってたので、
意外と本番でそれを出せていたのかもしれません。
【就職成功の秘訣】
ー みんなの中で、自分が就職に成功できた決め手って何だったと思う?
石橋 やっぱり試験に備えていろいろ準備をしたことが何よりの決め手だったと思います。
渡辺 そうですね。準備をしっかりしてたから、試験の時も「やるだけのことはやった!」っていう自信があったし、
それが結果に結びついたんだと思ってます。
松本 私は笑顔ですかね(笑)。緊張しても笑顔でいられたことが好印象につながったんだと思います。
畠山 私は自分らしさを思いっきりアピールできたことだと思います。
面接で聞かれた内容の中には、練習ではやらなかったものもいくつかあったんですけど、
その時は変に自分を飾らず、ありのままを素直に元気に答えました。
わからないことは「すいません、わかりません」って言いましたし(笑)。
でも、逆にそのおかげで面接官とも会話が弾んだし、結果的に良かったんだと思います。
提橋 私はコツコツ地道に何事も頑張ってこられたからだと思います。成績を落とさず、資格もいろいろ取得して、
面接の練習などの準備も怠らず、やるべきことがちゃんとできたので。
渡辺 もう一つは、学校を休まず出席したことですね。3年間無遅刻無欠席だったので、それが大きなアピールになりました。
ー やっぱり、何事もコツコツ積み重ねることが大事ってことだね!
【今後の目標】
ー 社会人になってから、「こんな風になりたい!」っていう目標はある?
渡辺 ヤマダ電機は実力主義なので、結果を出せばどんどん出世していけるんです。
いつかヤマダ電機を『ワタナベ電機』にしてやるくらいのつもりで頑張ります。
松本 最初は慣れるまで苦労すると思いますけど、1年経って後輩が入ってくる頃には、
しっかりとアドバイスをしてあげられるような頼れる先輩になりたいです!
石橋 私と同じ会社に行きたいって言っている後輩がいるので、その後輩のためにも、
「来年も千葉商業から求人をしよう」と思ってもらえるよう、
一日でも早く会社に貢献できる社員になりたいと思います。
【これから就職を考える高校生へ】
ー これから就職活動を迎える新高校3年生にアドバイスをお願いします!
提橋 高校3年の4月から9月の試験開始の時期は就職希望の人にとってはとても大切な時期だと思います。
とりあえず成績だけは下げずに、最低限現状キープはできるように頑張って下さい。
渡辺 ちょうどこの前、後輩から「私、ちゃんと就職できますかね?」って相談を受けんですけど、
そいつは不真面目であんまり学校に来ないヤツだったから「とにかく学校に来い!」って言っておきました(笑)。
皆さんも学校は休まず、真面目に授業に出ましょう。
あと、じっくり時間をかけても良いので、まずは自分のやりたいことを明確にしましょう。
それを決めないで会社を選ぼうとしても迷っちゃうだけですよ!
畠山 4月頃は、部活をやっている人はまだまだそっちが忙しい時期だと思います。
私もソフトボール部に入っていて、最後の大会は関東大会に出場したので、引退するまでは部活一筋でしたから。
ひとまずは部活を一生懸命頑張って下さい。そして引退したら、
気持ちを切り替えて今度は就職に向けて頑張って下さい。
松本 準備万端で試験に臨みましょう!面接の練習にしろ作文の練習にしろ、
最初はビックリするくらい全然できないと思います。現に私もそうだったので。
ホント心が折れそうになります。でも、やらないといつまでもできるようになりません。
だからくじけずにやり続けて下さい!
石橋 親も先生も、影ながらいつも皆さんを応援し、支えてくれています。
私はそれに応えなきゃっていう気持ちをずっと持っていました。確かにプレッシャーにはなりましたけど、
おかげでいい意味で緊張がとぎれなかったので、今まで頑張り続けることができました。
みなさんも自分は一人じゃないってことを信じて頑張って下さい。
ー どうもありがとう。みんな、社会人になっても頑張って下さい!
http://www.chiba-c.ed.jp/chiba-ch/
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・東京都立荒川工業高等学校