有効求人倍率、7月は1.21倍に上昇 医療分野の求人増続く
有効求人倍率、7月は1.21倍に上昇 医療分野の求人増続く
掲載開始日: 2015-08-28
厚生労働省が28日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント上昇の1.21倍と、1992年2月(1.22倍)以来、23年5カ月ぶりの高い水準だった。改善は2カ月ぶり。QUICKがまとめた民間予測の中央値(1.19倍)を上回った。医療や宿泊・飲食業などを中心に求人数の増加傾向が続いている。厚労省は「求人数が高止まりし、求職者数が減少していく状況は続きそうだ」としている。
有効求人倍率はハローワークで仕事を探す人1人に対する求人件数を示す。倍率が高いほど求職者は仕事を見つけやすいが、企業は採用しづらくなる。7月は有効求人が1.5%増えた一方、有効求職者数は0.2%減ったことで労働市場が引き締まった。
雇用の先行指標となる新規求人倍率は0.05ポイント上昇の1.83倍と、2カ月ぶりに改善した。92年1月(1.83倍)以来23年半ぶりの高水準に肩を並べた。前年同月と比べた新規求人数(原数値)は4.3%増加した。業種別では医療・福祉が8.7%増で、2010年3月以来、増加が続いている。宿泊・飲食サービス業も10.3%増だった。飲食業の人手不足感が強いほか、北陸新幹線開業の効果が関連する地域で続いている。卸売・小売業は4.7%増、製造業は3.3%増だった。一方、情報通信業は2.5%減った。
都道府県別で最も有効求人倍率が高かったのは東京都の1.76倍、最も低かったのは埼玉県及び沖縄県の0.84倍だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
リンク: http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL27HJV_X20C15A8000000/
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